嘘つき紳士の不埒な口づけ

むつみ花藍 イラスト/三浦ひらく

社交界デビューの日、リリアナは完璧な紳士と評判の侯爵令息ヴィクトルに出会う。挨拶で手の甲へくちづけられる際、本来はふりだけなのに、緊張したリリアナが震えたせいで唇が触れ、優しいほほえむ彼が毒舌を吐くのを聞いてしまう。でも、それが聞こえたのは自分だけ。リリアナには、唇 が肌に触れると相手の心を読む能力があったのだ。「本性を知られたからには生涯そばに置いておく」と強引に婚約させられ、戯れで身体中にキスされてしまい…?

配信日:2016年11月25日