発情不可避!? 淫魔に憑かれた忠犬騎士は、夜毎むらむら苦悩する
葉月エリカ イラスト/すがはらりゅう
王女ユーフィリアは魔力を持っていたために、お付きの騎士ルアークとともに王宮から離れて暮らしていた。だが、ひょんなことからルアークに淫魔がとりついてしまう。魔術の「師匠」から、彼の命を救うには淫魔の欲望を満たす「応急処置」が必要と言われ、ルアークの欲望を受け止めることにしたユーフィリア。最後の一線は越えないと誓う生真面目なルアークだが、盛りのついたケダモノのようになってしまった彼は、昼夜の見境なくユーフィリアを愛撫するようになり…!? 配信日:2019年8月30日
葉月エリカ イラスト/すがはらりゅう
王女ユーフィリアは魔力を持っていたために、お付きの騎士ルアークとともに王宮から離れて暮らしていた。だが、ひょんなことからルアークに淫魔がとりついてしまう。魔術の「師匠」から、彼の命を救うには淫魔の欲望を満たす「応急処置」が必要と言われ、ルアークの欲望を受け止めることにしたユーフィリア。最後の一線は越えないと誓う生真面目なルアークだが、盛りのついたケダモノのようになってしまった彼は、昼夜の見境なくユーフィリアを愛撫するようになり…!? 配信日:2019年8月30日
「どうしたら、ルアークを楽にしてあげられますか……?」
迷うような気配ののちに、ルアークが浴槽の中で跪いた。
「姫様は何をなさる必要もありません。ただ、こちらから触れることを許してください」
そう言ってルアークは、ユーフィリアの下腹に口づけた。
「あなたの反応が――甘い声が、何より自分を駆り立てるので……」
薄い皮膚を食みながら、唇が移動していく。わずかに生えた和毛に達し、まさかと思った瞬間、股座に舌が伸ばされた。
「やっ、あぁっ……!?」
腰ががくがくと震えて落ちそうになった。
片脚を持ち上げて開かせながら、ルアークが桃色の媚肉をねろりと大きく舐めあげたのだ。
「嘘、いや! だめぇ、汚い……っ!」
湯に浸かっていたとはいえ、まだそこはちゃんと洗えていない。
触れられるだけでも抵抗のある場所に、まさか口をつけるなんて。舌で直に舐めるだなんて――。
「汚くなど。それにこれは、姫様が自分にしようとしていたことです」
報復のつもりなのか、ルアークは丹念な口淫を続けた。割れ目がよく見えるように二本の指でそこを開き、露出した粘膜をところかまわず舐め回す。
「んん、あっ、やめて……やめて……!」
ルアークの頭を摑んで引き剥がそうにも、非力な腕ではびくともしない。脚の間からじゅるじゅるといやらしい音が響いて止まらない。
「ああ、あ、あっ、あぁんっ!」
「それは感じている声ですか?」
ルアークの問いかけに、ユーフィリアは答えられずに頭を振った。
こんなはしたないことをされて気持ちよくなっているなんて、認められない。認めたくない。
「ですが、こんなにも蜜を零しておられる。気持ちいいことがお好きだと、さきほどもおっしゃったでしょう」
「あれはっ……」
ルアークの罪悪感を払拭したくて、わざと大げさに言ったのだ。
確かに完全なる嘘ではない。嘘ではないけれど――。
「いっ、――ぁあああっ!?」
脳天まで突き抜ける刺激に、ユーフィリアは身をのけぞらせた。
珊瑚色の肉芽に、ルアークが唾液をたっぷりとまぶしている。
正確には唾液だけではないのだろう。腿の内側を伝うのはユーフィリアが溢れさせた蜜で、長い舌がそれをすくって、ねとねとと容赦なく塗り込めた。
「待っ……て、まって! あん、あっ、あああぁ……!」
これ以上は本当に立っていられない。膝が崩れそうになったユーフィリアを、ルアークは浴槽の縁に腰掛けさせた。
ほっとしたのも束の間、両膝をぐっと持ち上げられて、湿った秘部がありありと彼の目に晒される。
「こんな恰好、いやぁっ……!」
「このほうがすみずみまで舐められます」
宣言どおりに、ルアークの舌はユーフィリアのそこを延々と執拗に愛撫した。
秘芽をつつき、莢を剥いて根本からつるりと掘り起こす。むくむくと膨らんだ突起を吸われると、意識を持っていかれそうになるほど感じた。
「んっ、そこ……あぁ……」
愛液がどぷっと湧き出るたび、恥ずかしくてたまらない。身をよじってもお構いなしにねろねろされて、膝頭が何度も震えた。
「中を味わわせていただいても?」
「え……中って――……ひぁっ!」
ひくひくする小さな秘口に、ルアークが舌を差し入れた。内側を捏ねるようにぐにぐにと動かされ、ユーフィリアの声は一段と跳ね上がった。
「あっ……あっあっ……そんなふうにしちゃ、だめぇ……――っ」
指で浅い場所を探られることはあっても、基本的にルアークは、ユーフィリアの奥まで侵入しようとはしなかった。太くて硬い指は第一関節だけでも窮屈で、主を傷つけることを恐れる彼は、すぐに引いてくれていた。
けれど舌は、指と違って柔軟に形を変える。
尖った舌先がぐぷぐぷと出入りし、膣口を引き延ばすように刺激する。ともすれば湯冷めしそうなものなのに、ユーフィリアの体温は上昇し続けるばかりだった。
「……姫様の蜜で、こちらの顔までぐしょぐしょです」
漏らしたような大量の愛液は、ルアークの口回りだけでなく、鼻や顎まで濡らしていた。端整な顔をそんな惨状にしてしまい、申し訳なさで息が止まりそうになる。
「ごめんなさい……恥ずかしい……っ」
「構いません。この味と、姫様の匂いと……それだけで果ててしまいそうだ」
(ほんとに……?)
快感に濁る頭で、ユーフィリアは朦朧と考えた。
そんな場所を嗅いで、ユーフィリアの体から出たものを味わって、ルアークは本当に興奮するのだろうか。
(……してるのかも)
勃起の継続はもちろん、今のルアークは普段よりずっと饒舌だった。ただでさえ魅力的な声が低くかすれるのを聞くだけで、子宮のあたりが疼いてしまう。
動物的で荒々しい気配を纏う彼に、もっと好きにされたいと思ってしまう。
「あっ……あん、やっ……はぁっ……」
ユーフィリアの特に弱いところを、ルアークは再び責めてきた。
充血して腫れた秘玉に、唇をかぶせてじゅうじゅうと吸われる。さっきよりもずっと強く、そのまま彼の口に呑み込まれるのではと思うくらいに。
「ぃやあ、だめ! 取れちゃうぅっ……!」
ユーフィリアはがむしゃらに首を打ち振った。
下半身が痺れ、寒気にも似た感覚が背筋を這い上がる。
吸引を続けたまま、ルアークは敏感な肉粒をびんびんと舌で弾いた。そんなことをされては、もはやひとたまりもなくて。
(来る……来ちゃう……ああ、もう)
――達く。
「はぁん――……っ!」
全身を走り抜ける喜悦に、ユーフィリアは手もなく屈服した。開かされていた脚から力が抜け、浴槽内にだらんと垂れ下がる。
その足裏にぐにっとした何かが触れて、ユーフィリアは我に返った。
自分の足に当たっているのは、ルアークの雄芯だった。踏みつけるような形になっているのに気づき、慌てて足を引こうとしたが。
「そのまま」
ルアークがユーフィリアの足首を摑んで止めた。
「このように不浄なものに、姫様の手や口を使われるなどとんでもない。どうかひととき、おみ足をお貸し願えれば」
「あ、足を? 貸すって……?」
迷うような気配ののちに、ルアークが浴槽の中で跪いた。
「姫様は何をなさる必要もありません。ただ、こちらから触れることを許してください」
そう言ってルアークは、ユーフィリアの下腹に口づけた。
「あなたの反応が――甘い声が、何より自分を駆り立てるので……」
薄い皮膚を食みながら、唇が移動していく。わずかに生えた和毛に達し、まさかと思った瞬間、股座に舌が伸ばされた。
「やっ、あぁっ……!?」
腰ががくがくと震えて落ちそうになった。
片脚を持ち上げて開かせながら、ルアークが桃色の媚肉をねろりと大きく舐めあげたのだ。
「嘘、いや! だめぇ、汚い……っ!」
湯に浸かっていたとはいえ、まだそこはちゃんと洗えていない。
触れられるだけでも抵抗のある場所に、まさか口をつけるなんて。舌で直に舐めるだなんて――。
「汚くなど。それにこれは、姫様が自分にしようとしていたことです」
報復のつもりなのか、ルアークは丹念な口淫を続けた。割れ目がよく見えるように二本の指でそこを開き、露出した粘膜をところかまわず舐め回す。
「んん、あっ、やめて……やめて……!」
ルアークの頭を摑んで引き剥がそうにも、非力な腕ではびくともしない。脚の間からじゅるじゅるといやらしい音が響いて止まらない。
「ああ、あ、あっ、あぁんっ!」
「それは感じている声ですか?」
ルアークの問いかけに、ユーフィリアは答えられずに頭を振った。
こんなはしたないことをされて気持ちよくなっているなんて、認められない。認めたくない。
「ですが、こんなにも蜜を零しておられる。気持ちいいことがお好きだと、さきほどもおっしゃったでしょう」
「あれはっ……」
ルアークの罪悪感を払拭したくて、わざと大げさに言ったのだ。
確かに完全なる嘘ではない。嘘ではないけれど――。
「いっ、――ぁあああっ!?」
脳天まで突き抜ける刺激に、ユーフィリアは身をのけぞらせた。
珊瑚色の肉芽に、ルアークが唾液をたっぷりとまぶしている。
正確には唾液だけではないのだろう。腿の内側を伝うのはユーフィリアが溢れさせた蜜で、長い舌がそれをすくって、ねとねとと容赦なく塗り込めた。
「待っ……て、まって! あん、あっ、あああぁ……!」
これ以上は本当に立っていられない。膝が崩れそうになったユーフィリアを、ルアークは浴槽の縁に腰掛けさせた。
ほっとしたのも束の間、両膝をぐっと持ち上げられて、湿った秘部がありありと彼の目に晒される。
「こんな恰好、いやぁっ……!」
「このほうがすみずみまで舐められます」
宣言どおりに、ルアークの舌はユーフィリアのそこを延々と執拗に愛撫した。
秘芽をつつき、莢を剥いて根本からつるりと掘り起こす。むくむくと膨らんだ突起を吸われると、意識を持っていかれそうになるほど感じた。
「んっ、そこ……あぁ……」
愛液がどぷっと湧き出るたび、恥ずかしくてたまらない。身をよじってもお構いなしにねろねろされて、膝頭が何度も震えた。
「中を味わわせていただいても?」
「え……中って――……ひぁっ!」
ひくひくする小さな秘口に、ルアークが舌を差し入れた。内側を捏ねるようにぐにぐにと動かされ、ユーフィリアの声は一段と跳ね上がった。
「あっ……あっあっ……そんなふうにしちゃ、だめぇ……――っ」
指で浅い場所を探られることはあっても、基本的にルアークは、ユーフィリアの奥まで侵入しようとはしなかった。太くて硬い指は第一関節だけでも窮屈で、主を傷つけることを恐れる彼は、すぐに引いてくれていた。
けれど舌は、指と違って柔軟に形を変える。
尖った舌先がぐぷぐぷと出入りし、膣口を引き延ばすように刺激する。ともすれば湯冷めしそうなものなのに、ユーフィリアの体温は上昇し続けるばかりだった。
「……姫様の蜜で、こちらの顔までぐしょぐしょです」
漏らしたような大量の愛液は、ルアークの口回りだけでなく、鼻や顎まで濡らしていた。端整な顔をそんな惨状にしてしまい、申し訳なさで息が止まりそうになる。
「ごめんなさい……恥ずかしい……っ」
「構いません。この味と、姫様の匂いと……それだけで果ててしまいそうだ」
(ほんとに……?)
快感に濁る頭で、ユーフィリアは朦朧と考えた。
そんな場所を嗅いで、ユーフィリアの体から出たものを味わって、ルアークは本当に興奮するのだろうか。
(……してるのかも)
勃起の継続はもちろん、今のルアークは普段よりずっと饒舌だった。ただでさえ魅力的な声が低くかすれるのを聞くだけで、子宮のあたりが疼いてしまう。
動物的で荒々しい気配を纏う彼に、もっと好きにされたいと思ってしまう。
「あっ……あん、やっ……はぁっ……」
ユーフィリアの特に弱いところを、ルアークは再び責めてきた。
充血して腫れた秘玉に、唇をかぶせてじゅうじゅうと吸われる。さっきよりもずっと強く、そのまま彼の口に呑み込まれるのではと思うくらいに。
「ぃやあ、だめ! 取れちゃうぅっ……!」
ユーフィリアはがむしゃらに首を打ち振った。
下半身が痺れ、寒気にも似た感覚が背筋を這い上がる。
吸引を続けたまま、ルアークは敏感な肉粒をびんびんと舌で弾いた。そんなことをされては、もはやひとたまりもなくて。
(来る……来ちゃう……ああ、もう)
――達く。
「はぁん――……っ!」
全身を走り抜ける喜悦に、ユーフィリアは手もなく屈服した。開かされていた脚から力が抜け、浴槽内にだらんと垂れ下がる。
その足裏にぐにっとした何かが触れて、ユーフィリアは我に返った。
自分の足に当たっているのは、ルアークの雄芯だった。踏みつけるような形になっているのに気づき、慌てて足を引こうとしたが。
「そのまま」
ルアークがユーフィリアの足首を摑んで止めた。
「このように不浄なものに、姫様の手や口を使われるなどとんでもない。どうかひととき、おみ足をお貸し願えれば」
「あ、足を? 貸すって……?」