極上王子の教育係
~講義は淫らな蜜の味~
柚原テイル イラスト/旭炬
目を合わせた男性を魅了してしまう呪いをかけられ、森の中でひっそりと暮らしていたアリシアは、ある時王子ロイドの教育係に任命される。女性にだらしないロイドにマナーを教えて欲しいという依頼だったが、なぜか彼に魅了の力は効かず、振り回される一方。だが、力が効いていないはずの王子に突然口づけられ、アリシアは王子の淫らな愛撫を受ける羽目に…!? 発売日:2013年9月3日
~講義は淫らな蜜の味~
柚原テイル イラスト/旭炬
目を合わせた男性を魅了してしまう呪いをかけられ、森の中でひっそりと暮らしていたアリシアは、ある時王子ロイドの教育係に任命される。女性にだらしないロイドにマナーを教えて欲しいという依頼だったが、なぜか彼に魅了の力は効かず、振り回される一方。だが、力が効いていないはずの王子に突然口づけられ、アリシアは王子の淫らな愛撫を受ける羽目に…!? 発売日:2013年9月3日
自分の額に手を当て、ロイドが壊れたような掠れた笑い声を上げる。
「違います! 違うんです!」
「だったら、何だというんだ?」
「それは――」
今度こそ事情を話そうと決意したけれど、ロイドがそれを許さなかった。
「聞きたくない。もう何も聞きたくない!」
指の間から見える彼の青い瞳が、妖しく光ったように思えた瞬間、顔を覆うのとは逆の手がアリシアを掴み、後ろに立つ樹木の幹へと押しつける。
「聞いて、ロイ――――ぁうっ!」
必死に声を上げようとしたけれど、体を密着され、幹との間に挟まれるように圧迫されたアリシアは声を上げることができない。
「だったら、もう構わない。お前を閉じ込め、囲い、犯し続けてやる。恨まれようと、憎まれようと構うものか。込み上げてくる衝動を、お前を犯すだけで癒し続けてやる!」
「ん、んん――!」
噛みつくようにして、唇が奪われる。きつく結んだ唇の間を荒々しく舌が割って入り、口内で暴れる。歯も舌も、全部が自分の所有物とでもいうかのように触れられた。
唾液が絡み、糸を引いて地面へと落ちる。
五感を刺激する、乱暴で官能的な行為に頭の中は蕩けていく。
下肢へと伸びるロイドの手の動きにも、アリシアは無抵抗だった。
愛している彼に、滅茶苦茶にして欲しかったのかもしれない。
「ぁっ……ぁあっ!」
まだそれほど濡れていない秘部へ、指がくちゅりと埋められる。
「はぅ……ぅぅん! んんぅ!」
上も下も塞がれ、息苦しくなったアリシアは甘い声を上げるしかなかった。
「全部俺のものにしてやる」
「ううっ! や、めて……そんなに入れないで……ぁああ!」
膣内への挿入は、一本で終わらなかった。もう一本の指が入り口を広げるように、無理やりアリシアの中に入ってくる。
指先が奥へと進み、壁を刺激する感覚に背中が震えた。
そして、二本の指が同じ位置まで入ってくると、膣内を暴れるように刺激し始めた。
「あっ! あっ! ああっ! ああぁぁ……つよ……過ぎる! あぁあ!」
激し過ぎる刺激が体を駆け巡り、痙攣する。
中で指は折られ、アリシアの膣壁を引っ掻いていた。
ガクガクと足が震え、立っていられなくなる。
「んんぅん――! んんっ!」
唇と舌も同じぐらいに激しく口内を弄り、襲ってきた。
抵抗することなどまったくできずに、糸の切れた人形のように崩れ落ち、ロイドの体に寄りかかるような姿勢になる。
すると、ロイドは片腕でアリシアを支え、秘部から一度手を離す。素早い動作で自らのベルトを外すと、彼女の手首に巻きつけ、すぐ上にあった木の枝へと引っ掛けた。
「えっ……あっ……あぅっ!」
体が上に引っ張られ、アリシアの体は辛うじてつま先がつくぐらいに木に吊り下げられていた。これでは倒れ込むこともできない。
戸惑っていると、またロイドの手と唇がアリシアを凌辱し始める。
片手が胸へ、もう片方の指が秘部へと伸び、それぞれを弄り始めた。
二本ではなく、三本目の指が挿入され、きつい膣内を指が折れたまま往復する。指先が膣壁を上下に擦る度に体がビクンと震えてしまう。
コルセットをつけていない胸を、もう一方の指が強くつかみ、先端に爪を立てる。ワンピースの上からでも強いその刺激は、アリシアを躍らせた。
――――こんな姿……誰かに見らたら……。
視界の隅に映るかがり火の明かりと露になった肌に感じる夜風の冷たさに、誰かが通るかもしれないということを急に意識する。
月明かりしかないとはいえ、乱れた服は腰まで捲り上げられ、下肢が露になってしまっているし、木に吊るされ、淫らな行為をされているのは一目瞭然だった。
誰かが通らなくても、気絶したフレデリックが目を覚ましたら……。
羞恥心に、刺激と快感が増してきてしまう。
「そろそろ準備ができたな。受け入れる準備が……」
ロイドが耳元で呟く。彼が見せつけるように持ち上げた指は、アリシアの秘部から溢れ出した蜜でべっとりと濡れていた。
愛液で濡れた指を、彼がためらうことなく、口に含む。その背徳的で、執拗な仕草にアリシアは思わず、視線を逸らす。
「さあ、お仕置きだ。発情した可愛い教育係に教えてやろう」
くちゅくちゅと愛液を舐める音が消えたかと思うと、アリシアの体が持ち上げられる。片足を持たれ、秘部を晒すように脚を広げさせられていた。
そのまま勢いをつけて、彼の肉棒が膣内へと押し込められる。
「違います! 違うんです!」
「だったら、何だというんだ?」
「それは――」
今度こそ事情を話そうと決意したけれど、ロイドがそれを許さなかった。
「聞きたくない。もう何も聞きたくない!」
指の間から見える彼の青い瞳が、妖しく光ったように思えた瞬間、顔を覆うのとは逆の手がアリシアを掴み、後ろに立つ樹木の幹へと押しつける。
「聞いて、ロイ――――ぁうっ!」
必死に声を上げようとしたけれど、体を密着され、幹との間に挟まれるように圧迫されたアリシアは声を上げることができない。
「だったら、もう構わない。お前を閉じ込め、囲い、犯し続けてやる。恨まれようと、憎まれようと構うものか。込み上げてくる衝動を、お前を犯すだけで癒し続けてやる!」
「ん、んん――!」
噛みつくようにして、唇が奪われる。きつく結んだ唇の間を荒々しく舌が割って入り、口内で暴れる。歯も舌も、全部が自分の所有物とでもいうかのように触れられた。
唾液が絡み、糸を引いて地面へと落ちる。
五感を刺激する、乱暴で官能的な行為に頭の中は蕩けていく。
下肢へと伸びるロイドの手の動きにも、アリシアは無抵抗だった。
愛している彼に、滅茶苦茶にして欲しかったのかもしれない。
「ぁっ……ぁあっ!」
まだそれほど濡れていない秘部へ、指がくちゅりと埋められる。
「はぅ……ぅぅん! んんぅ!」
上も下も塞がれ、息苦しくなったアリシアは甘い声を上げるしかなかった。
「全部俺のものにしてやる」
「ううっ! や、めて……そんなに入れないで……ぁああ!」
膣内への挿入は、一本で終わらなかった。もう一本の指が入り口を広げるように、無理やりアリシアの中に入ってくる。
指先が奥へと進み、壁を刺激する感覚に背中が震えた。
そして、二本の指が同じ位置まで入ってくると、膣内を暴れるように刺激し始めた。
「あっ! あっ! ああっ! ああぁぁ……つよ……過ぎる! あぁあ!」
激し過ぎる刺激が体を駆け巡り、痙攣する。
中で指は折られ、アリシアの膣壁を引っ掻いていた。
ガクガクと足が震え、立っていられなくなる。
「んんぅん――! んんっ!」
唇と舌も同じぐらいに激しく口内を弄り、襲ってきた。
抵抗することなどまったくできずに、糸の切れた人形のように崩れ落ち、ロイドの体に寄りかかるような姿勢になる。
すると、ロイドは片腕でアリシアを支え、秘部から一度手を離す。素早い動作で自らのベルトを外すと、彼女の手首に巻きつけ、すぐ上にあった木の枝へと引っ掛けた。
「えっ……あっ……あぅっ!」
体が上に引っ張られ、アリシアの体は辛うじてつま先がつくぐらいに木に吊り下げられていた。これでは倒れ込むこともできない。
戸惑っていると、またロイドの手と唇がアリシアを凌辱し始める。
片手が胸へ、もう片方の指が秘部へと伸び、それぞれを弄り始めた。
二本ではなく、三本目の指が挿入され、きつい膣内を指が折れたまま往復する。指先が膣壁を上下に擦る度に体がビクンと震えてしまう。
コルセットをつけていない胸を、もう一方の指が強くつかみ、先端に爪を立てる。ワンピースの上からでも強いその刺激は、アリシアを躍らせた。
――――こんな姿……誰かに見らたら……。
視界の隅に映るかがり火の明かりと露になった肌に感じる夜風の冷たさに、誰かが通るかもしれないということを急に意識する。
月明かりしかないとはいえ、乱れた服は腰まで捲り上げられ、下肢が露になってしまっているし、木に吊るされ、淫らな行為をされているのは一目瞭然だった。
誰かが通らなくても、気絶したフレデリックが目を覚ましたら……。
羞恥心に、刺激と快感が増してきてしまう。
「そろそろ準備ができたな。受け入れる準備が……」
ロイドが耳元で呟く。彼が見せつけるように持ち上げた指は、アリシアの秘部から溢れ出した蜜でべっとりと濡れていた。
愛液で濡れた指を、彼がためらうことなく、口に含む。その背徳的で、執拗な仕草にアリシアは思わず、視線を逸らす。
「さあ、お仕置きだ。発情した可愛い教育係に教えてやろう」
くちゅくちゅと愛液を舐める音が消えたかと思うと、アリシアの体が持ち上げられる。片足を持たれ、秘部を晒すように脚を広げさせられていた。
そのまま勢いをつけて、彼の肉棒が膣内へと押し込められる。