蜜色初恋セレナーデ
杏奈 イラスト/氷堂れん
下級貴族の娘ミランダは公爵家の次男グレッグとの結婚が認められ、幸せの絶頂 だった。だが、急遽グレッグが家を継ぐこととなり、結婚は白紙に。彼は「君を 必ず妻にする」と優しく抱いてくれるが…? 発売日:2015年3月3日
杏奈 イラスト/氷堂れん
下級貴族の娘ミランダは公爵家の次男グレッグとの結婚が認められ、幸せの絶頂 だった。だが、急遽グレッグが家を継ぐこととなり、結婚は白紙に。彼は「君を 必ず妻にする」と優しく抱いてくれるが…? 発売日:2015年3月3日
「私の幸せは、君とともにある。君のいない人生に私の幸せはない」
凜とした声が耳を打つ。どきんとして顏を上げると、すぐそばに彼の端整な顏があった。青い澄んだ目がまっすぐ見つめてくる。せつなく熱いものが喉元まで込み上げてくる。
「君を離さない。君しかいない。私が絶対になんとかする。私を信じて欲しい」
「……で、も……でも、お家のしきたりが……」
「この世の誰よりも、君を愛しているんだ」
もう限界だった。
どうっと涙が溢れた。彼の胸にしがみついて、声を上げて泣いてしまう。
「わ、私、も……愛してます……本当は、離れるのなんていや! あなたが好き、あなたのお側にいたい。あなたしか、いないの……」
彼の逞しい腕が骨も折れんばかりにきつく抱きしめてくる。
「そうだ、君は正直に私を愛してくれていればいい。私が君を幸せにするんだ」
「グレッグ……グレッグ」
彼の腕の中がすべてだった。彼の胸に包まれてここにいることが、自分の幸せのすべてだった。彼を失うことは、自分の命を失うのと同じことだった。
「あなたを……信じて、私はついていくわ、もう、迷わない……」
濡れた琥珀の瞳で見上げると、彼の目も潤んでいる。
「私の愛しいミランダ」
しっとりと唇を覆われる。
「ん……」
自分の涙の味がする。彼の柔らかな唇が、その涙のすべてを吸い尽くす。
「君を泣かせた分、絶対に幸せにする」
目尻や頬の涙をすべて吸い上げ、それから再び口づけを仕掛けられる。
「ふ……んぅ、ん……」
夢中になって舌を差し出すと彼の舌が絡んでくる。互いの愛を確かめ合うように、きつく絡め合い吸い上げる。背筋に甘い痺れが走る。
「……ぁ、は……んん、んっ」
彼の腕が背中を支え、さらに深い口づけをしてくる。思わず両手を彼の首に回し、しっかりと抱きつく。もう二度と離れないとばかりに。思いの丈を伝え合う口づけを繰り返しているうちに、互いの感情が熱く燃え滾ってくる。
「ああミランダ、私のミランダ――」
長い口づけから、グレッグが耳朶の後ろや首筋に唇を這わせ、そっと胸元をまさぐってくる。
「ぁ、だめ……ぁ、あ……」
気持ちが昂っているせいか、たちまち乳首がちくちくして勃ちあがってくる。服地を押し上げる乳首を、彼の指の腹が掠めるように擦ってくると、甘い疼きが下腹部の奥にじわじわ迫り上ってくる。
「ぁ、あ、ぁん……」
太腿の狭間がたちまちぬるついてくるのがわかる。こんなに感じやすくなって恥ずかしくてたまらない。彼の手がスカートを捲り上げ、踝から太腿に向けて優しく撫で擦ると、ぞくんと腰が震える。すると隘路の奥からとろりと粘っこい液が噴き出すのがわかる。このまま脚を開かされたら、蜜口に溜まった愛液が一気に流れだしてしまいそうだ。
「や、グレッグ……私、今日はすごく、濡れてしまって……ソファーが……汚れて……」
さらに股間を弄ろうとする彼の手を押しとどめ、頬を染めて恥じらう。
「そうか――では」
グレッグが一気にスカートを腰の上まで巻き上げてしまう。
「あっ、きゃ、なにを……」
下半身を剥き出しにされて、あわてて両脚を綴じ合わせようとすると、両足首を掴まれて押し広げられた。
「やぁっ、だめ……っ」
濡れそぼった秘裂を凝視められ、爪先まで真っ赤に染まってしまう。
「舐めてあげる」
グレッグが低い声で言う。
ミランダは一瞬、言葉の意味が分からない。舐める? なにを? どこを?
硬直しているうちに、彼の両手が太腿にかかりさらに大きく開脚させられてしまう。そして、おもむろに股間にグレッグの顏が寄せられる。とたんに、彼がなにをしようとしているか気がつき、ミランダは驚愕して身を捩る。
「え? だめ、なに? そんなこと……っ」
足を動かすと彼の頭を蹴ってしまいそうで、おろおろしているうちに恥部に彼の熱い息がかかってくる。恥毛にふっと息を吹きかけられると、じわっとむず痒いような擽ったいような感覚が拡がり、ひくりと蜜口が反応してとろっと愛蜜が溢れ出してしまう。
「ああ、君のここを初めてじっくり見るね」
グレッグがうっとりした声を出し、両手の指で淫唇を押し拡げる。
「やぁ、見ないで、そんなとこ……見ないで……っ……汚い……っ」
ぱっくり開いた蜜口に痛いほど視線を感じ、羞恥に頭が沸騰してくらくらする。
「なにが? 真っ赤に濡れ光って、綺麗だ。ほころび始めた薔薇の蕾みたいだ」
そんな比喩などされると、ますます恥ずかしくて全身が戦慄いてしまう。なのに、下腹部はかあっと火が点いたように熱くなり、子宮の奥がざわざわする。
「花びらがひくひくしている――触れて欲しい?」
彼の繊細な指先が、ぬるりと蜜口をなぞる。
「っ、あ、あぁ……」
軽くなぞられただけでじくんと甘く疼いてしまい、腰が浮きそうになる。
「ああもったいない、蜜が……」
グレッグはつぶやいたかと思うと、おもむろに拡げられた秘裂を下から上に舐めた。
「ひぁ、あ、や……っ」
熱い舌の感触に、驚愕して悲鳴を上げる。身を強ばらせていると、ぬちゃりと長い舌先が淫襞の中に押し込まれた。
「きゃ、あ、ぁっ」
びくりと身体が跳ねる。身体の中を舐められるという初めての体験に、頭が真っ白になる。あまりの衝撃に全身から生汗が噴き出す。不快なはずなのに、彼の舌がゆっくり襞の一枚一枚を丹念に舐り出すと、じんと甘く痺れて、隘路の奥からさらにとろとろ愛蜜が流れてくる。
「ああ――なんて美味なんだ」
感嘆の声を漏らしながら、グレッグは丁重に舌を這わせていく。ぴちゃぴちゃと愛蜜と唾液の弾ける淫らな音が響き、ミランダは羞恥で気が遠くなりそうだ。なのに、震えるほど気持ち好くなってくる。
「……ん、ふ、ぁ、あぁ……」
ねっとりと陰唇を舐め回されると、ぞくぞくと怖気にも似た喜悦が迫り上ってくる。
「や……だめなの……だめなのに……ぁあ……ん」
凜とした声が耳を打つ。どきんとして顏を上げると、すぐそばに彼の端整な顏があった。青い澄んだ目がまっすぐ見つめてくる。せつなく熱いものが喉元まで込み上げてくる。
「君を離さない。君しかいない。私が絶対になんとかする。私を信じて欲しい」
「……で、も……でも、お家のしきたりが……」
「この世の誰よりも、君を愛しているんだ」
もう限界だった。
どうっと涙が溢れた。彼の胸にしがみついて、声を上げて泣いてしまう。
「わ、私、も……愛してます……本当は、離れるのなんていや! あなたが好き、あなたのお側にいたい。あなたしか、いないの……」
彼の逞しい腕が骨も折れんばかりにきつく抱きしめてくる。
「そうだ、君は正直に私を愛してくれていればいい。私が君を幸せにするんだ」
「グレッグ……グレッグ」
彼の腕の中がすべてだった。彼の胸に包まれてここにいることが、自分の幸せのすべてだった。彼を失うことは、自分の命を失うのと同じことだった。
「あなたを……信じて、私はついていくわ、もう、迷わない……」
濡れた琥珀の瞳で見上げると、彼の目も潤んでいる。
「私の愛しいミランダ」
しっとりと唇を覆われる。
「ん……」
自分の涙の味がする。彼の柔らかな唇が、その涙のすべてを吸い尽くす。
「君を泣かせた分、絶対に幸せにする」
目尻や頬の涙をすべて吸い上げ、それから再び口づけを仕掛けられる。
「ふ……んぅ、ん……」
夢中になって舌を差し出すと彼の舌が絡んでくる。互いの愛を確かめ合うように、きつく絡め合い吸い上げる。背筋に甘い痺れが走る。
「……ぁ、は……んん、んっ」
彼の腕が背中を支え、さらに深い口づけをしてくる。思わず両手を彼の首に回し、しっかりと抱きつく。もう二度と離れないとばかりに。思いの丈を伝え合う口づけを繰り返しているうちに、互いの感情が熱く燃え滾ってくる。
「ああミランダ、私のミランダ――」
長い口づけから、グレッグが耳朶の後ろや首筋に唇を這わせ、そっと胸元をまさぐってくる。
「ぁ、だめ……ぁ、あ……」
気持ちが昂っているせいか、たちまち乳首がちくちくして勃ちあがってくる。服地を押し上げる乳首を、彼の指の腹が掠めるように擦ってくると、甘い疼きが下腹部の奥にじわじわ迫り上ってくる。
「ぁ、あ、ぁん……」
太腿の狭間がたちまちぬるついてくるのがわかる。こんなに感じやすくなって恥ずかしくてたまらない。彼の手がスカートを捲り上げ、踝から太腿に向けて優しく撫で擦ると、ぞくんと腰が震える。すると隘路の奥からとろりと粘っこい液が噴き出すのがわかる。このまま脚を開かされたら、蜜口に溜まった愛液が一気に流れだしてしまいそうだ。
「や、グレッグ……私、今日はすごく、濡れてしまって……ソファーが……汚れて……」
さらに股間を弄ろうとする彼の手を押しとどめ、頬を染めて恥じらう。
「そうか――では」
グレッグが一気にスカートを腰の上まで巻き上げてしまう。
「あっ、きゃ、なにを……」
下半身を剥き出しにされて、あわてて両脚を綴じ合わせようとすると、両足首を掴まれて押し広げられた。
「やぁっ、だめ……っ」
濡れそぼった秘裂を凝視められ、爪先まで真っ赤に染まってしまう。
「舐めてあげる」
グレッグが低い声で言う。
ミランダは一瞬、言葉の意味が分からない。舐める? なにを? どこを?
硬直しているうちに、彼の両手が太腿にかかりさらに大きく開脚させられてしまう。そして、おもむろに股間にグレッグの顏が寄せられる。とたんに、彼がなにをしようとしているか気がつき、ミランダは驚愕して身を捩る。
「え? だめ、なに? そんなこと……っ」
足を動かすと彼の頭を蹴ってしまいそうで、おろおろしているうちに恥部に彼の熱い息がかかってくる。恥毛にふっと息を吹きかけられると、じわっとむず痒いような擽ったいような感覚が拡がり、ひくりと蜜口が反応してとろっと愛蜜が溢れ出してしまう。
「ああ、君のここを初めてじっくり見るね」
グレッグがうっとりした声を出し、両手の指で淫唇を押し拡げる。
「やぁ、見ないで、そんなとこ……見ないで……っ……汚い……っ」
ぱっくり開いた蜜口に痛いほど視線を感じ、羞恥に頭が沸騰してくらくらする。
「なにが? 真っ赤に濡れ光って、綺麗だ。ほころび始めた薔薇の蕾みたいだ」
そんな比喩などされると、ますます恥ずかしくて全身が戦慄いてしまう。なのに、下腹部はかあっと火が点いたように熱くなり、子宮の奥がざわざわする。
「花びらがひくひくしている――触れて欲しい?」
彼の繊細な指先が、ぬるりと蜜口をなぞる。
「っ、あ、あぁ……」
軽くなぞられただけでじくんと甘く疼いてしまい、腰が浮きそうになる。
「ああもったいない、蜜が……」
グレッグはつぶやいたかと思うと、おもむろに拡げられた秘裂を下から上に舐めた。
「ひぁ、あ、や……っ」
熱い舌の感触に、驚愕して悲鳴を上げる。身を強ばらせていると、ぬちゃりと長い舌先が淫襞の中に押し込まれた。
「きゃ、あ、ぁっ」
びくりと身体が跳ねる。身体の中を舐められるという初めての体験に、頭が真っ白になる。あまりの衝撃に全身から生汗が噴き出す。不快なはずなのに、彼の舌がゆっくり襞の一枚一枚を丹念に舐り出すと、じんと甘く痺れて、隘路の奥からさらにとろとろ愛蜜が流れてくる。
「ああ――なんて美味なんだ」
感嘆の声を漏らしながら、グレッグは丁重に舌を這わせていく。ぴちゃぴちゃと愛蜜と唾液の弾ける淫らな音が響き、ミランダは羞恥で気が遠くなりそうだ。なのに、震えるほど気持ち好くなってくる。
「……ん、ふ、ぁ、あぁ……」
ねっとりと陰唇を舐め回されると、ぞくぞくと怖気にも似た喜悦が迫り上ってくる。
「や……だめなの……だめなのに……ぁあ……ん」